三井松島ホールディングス<1518>、事業者向け不動産担保融資を手掛けるエム・アール・エフを子会社化

三井松島ホールディングスは、中小企業や個人事業主向けに不動産担保融資事業を行っているエム・アール・エフ(福岡市。売上高36億9000万円、営業利益17億円、純資産85億9000万円)の全株式を取得し、子会社化することを決定した。2024年に始まった中期経営3カ年計画において、最終年度の2027年3月期までに当期純利益50億円(2025年3月期予想は28億円)を継続的に計上できる収益構造をM&Aを通じて構築する方針の一環である。取得価格は113億2100万円で、取得予定日は2024年7月1日である。

エム・アール・エフは2012年に設立され、大阪、神戸、岡山、広島、北九州、福岡、博多、熊本、鹿児島の9つの支店を展開している。三井松島グループの傘下に入ることで、今後は関東圏を含む東日本エリアへの業務拡大を目指す。

三井松島は祖業である石炭事業からの転換を進めるため、積極的なM&Aを通じて経営の多角化を図ってきたが、2023年度をもって石炭事業を終了した。